Kemperにはバージョン4.0からモーフィング機能が追加されました。
モーフィングとは、ある物体を別の物体に滑らかに変形させる技術のことで、Kemperではあるサウンドから別のまったく違ったパラメーターのサウンドに滑らかに変化させることが可能をなりました。モーフィングはBROWSERモードとPERFORMモードで使用することができ、リグに含まれる全ての可変パラメーターが対象となります。例えばクリーンサウンドから様々な要素をブーストした歪み系のサウンドに切れ目なく変化させることができます。
このモーフィングはRemoteを使うことにより非常に簡単で使いやすく設計されています。
まずモーフィングしたいリグが設定されている1から5のフットスイッチを選びます。このとき番号の上のLEDは下側のみが点灯していると思います。
もう1度スイッチを押すと上側のLEDが点灯します。この状態の時に各種パラメーターを変更してください。
これだけで設定は完了です。あとはスイッチを押すたびに、元のサウンドとモーフィング後のサウンドを行き来できます。LEDも上下で点灯が変わるので視覚からもどちらのサウンドが確認することができます。
モーフィングを実行した時はサウンドが瞬時に切り替わるのではなく、滑らかに徐々に変化していく事に気づくを思います。この切り替わりの時間も設定が可能なので説明していきます。
RIGボタンを押してPAGEボタンでPage5まで進んでください。
「Rise Time」と「Fall Time」で切り替わる時間を設定できます。
「Rise Time」は元のサウンドからモーフィング後のサウンドへの移行時間で
「Fall Time」はモーフィング後のサウンドから元のサウンドで戻る移行時間です。
それぞれ0から32秒間の間で設定できます。ちなみに0秒に設定すると瞬時に切り替わります。
また徐々に移行するときはLEDも少しずつ変化していきます。